CODEX ZEPHYRVS

Sine doctrina vita est quasi mortis imago.

IPSJ-ONEでお話を聞いてきた1

本日、IPSJ-ONEに参加してきました٩( 'ω' )و
f:id:ZephyrArgent:20150318000614j:plain

いやー、面白かったですね。キャラ濃い人が結構多かった笑

記憶が鮮明に残っているうちに、ちょこちょこ感想とかを取り留めなく書いてみることにします。


1. 中野 倫靖さん
人間の歌い方を真似る歌声合成システムVocaListenerと歌手の声質分析技術

VocaListener, VocaWatcher, VocaRefinerなどに関して説明してた。楽譜を使わない歌評価については信号処理や機械学習を利用しているそうだ。機械でも最近は人間らしく歌えるんですね。歌声の高さ、大きさ、音色を別々に抽出するというのもすごい。「音楽を更に楽しく」という言葉もあったが、これからどんな感じになっていくのかとても楽しみ。

2. 秋葉 拓哉さん
「関係」の科学と知的なコンピュータシステム

未来の情報処理は点と線によるグラフの高速処理システムだ、ということだった。グラフ理論の方なんですね。テンション高まりました。SF作品の例も何個か出してたなぁ、攻殻機動隊とかPSYCHO-PASSとかマイノリティーリポートとか。ビッグデータの処理にはデータベースシステムで索引付けするんだそうです。データベース気になるなぁ。グラフ理論で、グラフデータを効率的に索引付けすることは不可能だと証明されているそうですね。詳しく気になりますね。それでもネットワーク科学的手法でアプローチしてグラフ理論の限界を超えるという発想が素晴らしいです。別の分野からのアプローチもあるんだなぁ( 'ω' 三 'ω' )

3. 米澤 拓郎さん
「24時間飛行ドローン」と「センサ情報・映像統合配信技術」で都市を守り,未来へ導く

映像とセンサ情報を繋げることでテレプレゼンスを実現したり(SenBayなるアプリも公開されるとのこと)、ケーブルとドローンを繋げる(EverCopter)ことでドローンのバッテリーの問題を解消したりと、実社会にとても役に立ちそうな印象を受けた。紐付きドローン最適配置問題にも取り組んでいるとのこと。最適化問題を解くって結構身近だ。ここでも最適化おじさんが頑張ってるのね└( 'ω')┘

4. 松原 靖子さん
時系列ビッグデータのための非線形解析とその応用

時系列ビッグデータ解析で可能になるのは重要情報の抽出と未来の動向予測とのことだった。SpikeMはソーシャルメディア上の情報拡散を解析、EcoWebでは隠れた競合関係をマイニングできるそうだ。WiiのライバルがAndroidというのはちょっと気になる。データマイニングすげぇ。TriMineは複合イベントデータを予測できるみたい。いろいろあるんだなぁ_(:3」∠)_
センサデータに対しては完全自動の解析アルゴリズムAutoPlaitを使うとデータの重要パターンが発見されるそうだ。いろいろ使えそうだよなぁ。医療データに対してはFUNNELなるもので大規模疫病テンソル非線形解析をするそうな。いつ病気が流行るか、とかそんなのが分かるのだとか。数理疫学やりたいって友人が反応してそうな感じだったなぁ。時系列解析、おもしろそうな感じだ。

5. 柏崎 礼生さん
技術的特異点(シンギュラリティ)より向こうの世界

スライドがスススッと流れていってすごかった。話はテンポよくておもしろすぎた。技術的特異点についてはPlease ggrks. まさか釣りワードだったとは笑
社会インフラとしてのインターネットがまだ信用に足りないのは人力の運用でカバーしているからだとのことだった。システム管理者は人柱、生贄(human sacrifice)。お察しいたします。2045年にはコンピュータが人間の知能を超えるかもね、とのこと。マジでか(´<●>ω<●>)



さて、書いているうちに眠くなってまいりました。今からあと14人分書ける自信は無いので残りはまた明日にでも書きましょうか。発表のメモとったので多分大丈夫ね( 'ω' 三 'ω' )